■中国遺棄化学兵器貯留施設 設計コンサルタント業務
memo
第2次世界大戦に旧日本軍が中国に残してきた化学兵器の処理方法として、貯留施設を建設しそこに一時保管する計画が始まりました。日本政府のコンサルタントとして民間企業2社からなるPCMを設立し、当社はPCMからの依頼で本案件の貯留施設の基本計画を担当する事となり、施設の基本計画だけでなく搬入システムや維持管理システムに至るまでの計画立案を行いました。
発掘回収された化学兵器をドラム缶に詰め、1つの貯留施設で約25,000本を保管します。化学兵器は雨に濡らさない為に雨天時の搬入システムや貯留槽への雨水進入を防ぐ方法、液漏れが発生した場合の管理システムなどについても計画しました。
ただ、PCMを構成するコンサルタント会社(PCI)の不祥事が原因で当社の設計コンサルタント業務は中止となり、本計画が実行されず残念な結果と成りましたが、平成11年から続く本事業は平成23年現在も継続中です。詳しくは、「
内閣府大臣官房 遺棄化学兵器処理室」のホームページをご覧下さい。